アナログラジオっていいよね

ラジオ。私が一番勉強していた中学生の頃は、まだ携帯電話も持っておらず、勉強しながら聞くラジオが大好きだった。

当時通っていた学校が好きではなく、J-WaveTokio Hot 100から流れる、知らない世界で人気らしい音楽に耳を傾けて、どこか違う世界を夢見てがりがりと勉強していた。

福山雅治が好きだったので、魂ラジも欠かさず聞いていた。

 

高校に上がってからは大学付属をいいことにロクに勉強せず、大学でも遊び惚けていた。

携帯、スマホと次々現れる暇つぶしアイテムに怠け者の私はからめとられて、

本もラジオもすっかり遠いものとなっていた。

 

スマホでもラジオは聞けるが、たまーにNHKの英会話を聞くくらいだった。

音楽を聴いてもなんだかおもしろくなくてすぐに消した。

知らない音楽が流れる楽しさは、spotifyでも一緒だし。

 

昨年の夏頃、たまたまポケットラジオをいただいた。

2千円くらいのものだったが、生活に困窮しているのでメルカリに出そうと思って開けられなかった。

でもやっぱり聞きたい気持ちがあって、出品できなかった。

引っ越しを控えた荷物整理でやっと踏ん切りがついて聞き始めた。

 

いまやエアコンのリモコンにしか使っていない単三電池を入れると、スイッチは既に入っていて、ザーッと流れる軽い砂嵐の音。

ダイアルをそろりそろりと回して番組を探す。なかなか捕まえられずアンテナを伸ばしたり窓際に置いたり角度を調整したり。

懐かしい・・・。

番組や流れる曲は当時とは一緒でないのに雰囲気は同じで、里帰りしたような懐かしい気持ちになった。

 

めきめきと音質が進化しているスマホやスピーカーで聞くラジオもいいけれど、

昔ながらのアナログラジオのほうが、砂嵐の向こうに誰かが見えて好きだなあ。